© 2019 Ayami Nakazawa

ART

銀の櫛

2019/02 銀座ART POINT


技法:ミクストメディア
サイズ:H1200mm
素材:[立体]スチロール,塗料,刺繍糸 [平面]塗料,アクリル絵の具

常識とは何か、という疑問を抱えて

『多様な価値観』や『平和』をテーマに作品を制作してきました。

しかしその2つは相対する言葉であり、自分の作品が訴えかける事自体がまた、

概念や常識を新たに生む行為だと感じます。

​一体何が正しいのか、それは存在するのか、作品を通して探し続けたいと思います。

 

正義号

2018/4 表参道スパイラル

SICF19出展作品


技法:インスタレーション
サイズ:1.6m×1.6m
素材:スチロール、鏡、布

観客参加型のインスタレーション作品の展示です。
1)布に書かれている言葉を鏡に向かって読み上げてください
2)布にあなたが思う「正しいこと」もしくは「間違っていること」を書いてください

200人にインターネットで「世の中や人に対して正しいと思うこと」と「間違っていると思うこと」のアンケートを取りました。
その回答を別の人間に布に書き直してもらいました。
宇宙船の中には3つの鏡の窓を設置しました。
それぞれの窓に映るのは宇宙人です。
しかし観客自身でもあります。
私たち人間は自分とは違う考えを持つ人を、敵のように攻撃してしまいます。
そこから多くの対立や差別が生まれています。
2018年の日本にある「正義」を問いかける作品を制作しました。

 

作られ方を知っていますか?

2017

ASIA DESIGN PRIZE応募作品
イラストレーション(アクリル絵の具)

私たちが生きていく上で、必要不可欠なことは多くあります。例えば服を着ることや、食べ物を食べること、夜寝ることなどです。 しかし、私たちが生きていく上で、兎を殺してお洒落をする必要はありますか?肥大させた鴨の肝臓を食べる必要はありますか?ガチョウから毟った羽にくるまれて寝る必要はありますか?人間が必要以上に求めることで、苦しみながら失われる命があります。 
その1 毛皮 ウサギ、ミンク、タヌキなどの動物から作られます。毛を傷つけないように殺したり、生きたまま毛皮を削ぎます。世界で最も消費量が多いのは東アジアです。 
その2 フォアグラ 鴨の胃に直接エサを流し込み、通常の10倍以上の大きさに肝臓を成長させます。
その3 羽毛布団 ガチョウやアヒルから作られます。一匹から何度も抜くために、生きたまま毛を抜きます。この方法はEUでは禁止されています。 
これらの事実を知っていましたか? 真実を知ってください。あなた自身で考え、あなたが選択をしてください。 

Do you know how the things around you are made?
There are many essentials we need to live, including clothes, food, and a place to sleep. But, do we need to kill rabbits to look classy? Do we need to eat the livers of force-fed ducks? Do we need to sleep wrapped in feathers plucked from geese? Much life suffers and is lost by people seeking more than they need. 
Furs: Made from the bodies of rabbits, minks and raccoons. The pelt is removed while the animal is still alive, so as to not damage it. The largest market for furs in the world is East Asia.
Foie Gras: The duck is force-fed to enlarge its liver by more than ten times average size. Feather Comforters: Made from geese and ducks. Feathers are plucked while the animal is still alive (so it can be subject to the same treatment again in the future). This method is prohibited by the EU.
Were you familiar with these facts? The truth is important. Please think about and decide your consumer habits on your own.
I made this poster based on the three main essentials (clothes, food and shelter) to draw attention to the ways we use the life of other beings. I hope it will prove to be an impetus for young Asians to rethink our cultures.
(翻訳:jeremy woolsey)

 

2014 東京造形大学ZOKEI展

ZOKEI賞受賞

2014. 01
3600 cm ×7000 cm
技法:インスタレーション
制作日数:200日間
素材:塩、毛糸、木材

「環(めぐる)」というタイトルには直訳で「Loop」、 他に「Cycle」、「Repeat」という意味が含まれている。
「Cycle」は、バックミンスター・フラーの著書「宇宙船地球号 操縦マニュアル」から、 「あきらかに、この惑星の上の生命のほんとうの富は、
未来に向かって作用する、代謝的で知的な再生システムそのものなのだ。」
という一文を意味している。
彼は哲学者であり、建築家であり、持続可能な世界を実現するための方法を探り続けた人物である。
この一文は、フラーの提唱する富の概念のこと、つまり私たちの富はお金ではなく奪い合うものでもなく、 人類の本来の富とは太陽光や空気や循環システムなどの、誰にとっても豊富にある自然のエネルギーのことを意味している。 フラーはこうも言っている。「私たちの宇宙船地球号は、船内で生命を繰り返し再生できるように、実に驚くべきデザインとなっている」と。
下に敷かれた図形は、フラーによって作られたダイマクションマップである。 ダイマクションマップは、「一つの世界大洋の中に大陸の輪郭線が切れないでつながった一つの世界島を示して」いる。 そこにはまさにフラーの「我々は宇宙船地球号の船上員である」という思想が反映されている。
「Repeat」は、ミリマリズムの反復させる手法を使用した。 正三角形を使用しモチーフを配置し、毛糸と塩というシリアルな素材を用いた。 大きなピラミッド型の三角形は、ジョン・マクラッケンの 「四角形の標準的な建築基盤の最上部、つまり屋根」という意図で作られた作品から、モチーフを逆さにして使用した。 「屋根=地球号、私たち生命の住む家」を表している。
塩が暗喩しているのは大地と海、生命の源である。 毛糸は地球の循環システムを意味した、身体をめぐる動脈と静脈である。赤色には意味は含まれない。 観客がこの作品の中に入ることによって作品が壊れ、作品は抹消される。
この作品は作家の手仕事からは脱離している。「芸術は唯一のものであってはならない。誰にとっても何時でも再生可能であるべきだ。」 全てが数値化され、一切の偶然性も伴ってはいない。

 

生まれた理由は誰も知らない

2013/07/25 東京造形大学CS祭


技法:インスタレーション
サイズ:1000 cm ×1500 cm

素材:水(氷)、トマト、木材

潰したトマトを凍らせ、縄で縛り、溶けていく様子を作品とした。
果たして食べ物は食べられるために生まれているのだろうか。
それは私たちにも通ずる疑問である。